最新 地学事典 「宮守超塩基性岩体」の解説
みやもりちょうえんきせいがんたい
宮守超塩基性岩体
Miyamori ultrabasic body
岩手県遠野市宮守町を中心に,北西~南東方向にのびる超苦鉄質岩体。主要部はかんらん岩からなり,輝岩・斑れい岩・角閃石岩などを伴う。かんらん岩はハルツバージャイトとダナイトを主とし,一般に蛇紋岩化。多くはホルンブレンドを含む。北上山地南部の古生層中に分布し,東側は日詰-気仙沼断層で切られる。西側は白亜紀の人首(かべ)花崗閃緑岩の貫入で境され,熱変成作用を受けている。斑れい岩類中の角閃石のK-Ar年代は421~484Ma(小沢一仁ほか,1988)。露出面積は約120km2。近藤信興(1928)命名。早池峰超塩基性岩体とともに,オルドビス紀の島弧オフィオライトを構成していたとされ,Ozawa et al. (1995)は早池峰・宮守オフィオライトと総称。参考文献:関陽太郎(1950~52) 地質雑,56~58巻
執筆者:平野 英雄・高澤 栄一
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

