宮武徳次郎(読み)ミヤタケ トクジロウ

20世紀日本人名事典 「宮武徳次郎」の解説

宮武 徳次郎
ミヤタケ トクジロウ

昭和期の実業家 元・大日本製薬社長。



生年
明治39(1906)年1月3日

没年
平成1(1989)年8月23日

出生地
香川県高松市

学歴〔年〕
高松高商〔昭和3年〕卒

主な受賞名〔年〕
勲三等瑞宝章〔昭和52年〕

経歴
昭和3年大日本製薬入社。22年取締役、24年常務、25年専務を経て、31年社長に就任。56年会長、60年取締役相談役のち相談役。同社では西ドイツで開発されたサリドマイド剤を33年から発売、半年後に販売を停止したが、以後被害児家族からの告訴で長い裁判となった(サリドマイド事件)。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宮武徳次郎」の解説

宮武徳次郎 みやたけ-とくじろう

1906-1989 昭和時代後期の経営者
明治39年1月3日生まれ。大日本製薬につとめ,昭和31年社長,56年会長となる。33年から販売したサリドマイド系睡眠薬の催奇形性が,37年表面化。被害児家族に提訴され,49年共同被告の国とともに責任をみとめ和解した。平成元年8月23日死去。83歳。香川県出身。高松高商卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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