宮津旧記(読み)みやづきゆうき

日本歴史地名大系 「宮津旧記」の解説

宮津旧記
みやづきゆうき

頼元著、祐山・明州

成立 元禄一七年成、文政二年、明治三年補

分類 地誌

写本 宮津如願寺旧蔵

解説 頼元は宮津天神社の別当大窪山密厳寺成就院二世、祐山は七世、明州は九世。頼元の師宥栄は田辺円隆寺成就院より寛永年中京極高広とともに宮津に移り成就院を建立、この時頼元も従って来た。頼元が自らの見聞を八九歳のとき記録。祐山・明州の年齢は不明であるが、それぞれ生存中の記事が多いことは確かである。実際の見聞に属さない事項についても、例えば文政五年の宮津領百姓一揆の記載のごとき、石川村(現与謝郡野田川町)神宮寺密範の見聞に基づく手記に拠っていることからみても信憑性は高いとみられる。

活字本 丹後郷土史料集

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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