宮薗 千之(2代目)(読み)ミヤゾノ センシ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「宮薗 千之(2代目)」の解説

宮薗 千之(2代目)
ミヤゾノ センシ


職業
宮薗節三味線方

肩書
宮薗節千之派家元

本名
小川 さな

生年月日
天保6年

出身地
江戸(東京都)

経歴
越後生まれとする説もある。長唄、山田流箏曲、一中節を学び、俗に“名人おさな”で知られ、箏の師匠をし、一中節菅野派の名取として有名。宮薗節は20歳のころ初代宮薗千寿に師事。明治17年2代目宮薗千之を襲名、2代宮薗千寿とともに中絶していた宮薗流再興を出願、世に出した功労者で、ともに取締となった。門弟育成にも尽くし10数人の名取、師匠を出した。21年「薗生の春」を作曲

没年月日
明治42年 1月10日 (1909年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android