日本歴史地名大系 「家徳村」の解説 家徳村かとくむら 千葉県:東金市家徳村[現在地名]東金市家徳薄島(すすきしま)村の西に位置する。広瀬(ひろせ)村と同様に享保期(一七一六―三六)に塚崎(つかさき)野を開発して成立した町人請負新田。同二〇年に家徳村となった。開発を請負いのちに名主となった家徳家は、本姓は美濃出自の佐藤氏で、江戸期には江戸と京都で材木商を営んでいたと思われる。寛政五年(一七九三)の上総国村高帳では高五一五石余で家数四六、幕府領。旧高旧領取調帳では旗本水野・森川領。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報