宿執(読み)シュクシュウ

デジタル大辞泉 「宿執」の意味・読み・例文・類語

しゅく‐しゅう〔‐シフ〕【宿執】

かねてからの確執。年来の恨み。
仏語前世から心に執着して離れない善悪の性質

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「宿執」の意味・読み・例文・類語

しゅく‐しゅう‥シフ【宿執】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しゅくじゅう」とも )
  2. 仏語。前世からの執念。前世から執着して離れない性質。→宿執開発(しゅくしゅうかいほつ)
    1. [初出の実例]「其霊依宿執、聞琴不甚感」(出典江談抄(1111頃)四)
    2. 「そもいつの世の宿酬(シュクシウ)にて、かかる業因(ごうゐん)也けるぞ」(出典:浄瑠璃・義経千本桜(1747)四)
  3. 前々からの確執(かくしゅう)。長い間の不和。年来のうらみ。
  4. 古くからの友人。旧友

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android