宿毛郷(読み)すくもごう

日本歴史地名大系 「宿毛郷」の解説

宿毛郷
すくもごう

松田まつだ川下流域と宿毛湾岸を含む地域をいい、江戸時代の一行政単位。宿毛村が本村(中心村)で郷大庄屋がおり、郷内各村には別に庄屋がいた。享和元年(一八〇一)の「西郡廻見日記」は宿毛郷の項に小村一六と記すが、これはさかした村・にしき村・深浦ふかうら村・大深浦おおぶかうら村・加波かば村・宇須々木うすすき村・藻津むくづ村・大島おおしま村・野地のじ村・草木藪くさぎやぶ村・山北やまきた村・和田わだ村・おしかわ村・みや村・中津野なかつの村・呼崎よびさき村をさすとみられる。以上のうち坂ノ下・呼崎を除く一四ヵ村は元禄郷帳・天保郷帳では宿毛村枝郷とされている。坂ノ下村は宿毛村の小村で郷村帳類には記載されないのが普通。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android