寂兮寥兮(読み)カタチモナク

デジタル大辞泉 「寂兮寥兮」の意味・読み・例文・類語

かたちもなく【寂兮寥兮】

大庭みな子の長編小説。性と死、人間存在不確実性を前衛的手法で描く。昭和57年(1982)刊。同年、第18回谷崎潤一郎賞受賞。タイトルは「老子」象元第25章にある一文にちなむ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「寂兮寥兮」の解説

寂兮寥兮(かたちもなく)

大庭みな子の長編恋愛小説。1982年、発表。同年、第18回谷崎潤一郎賞受賞。

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