寄添(読み)よりそい

精選版 日本国語大辞典 「寄添」の意味・読み・例文・類語

より‐そい‥そひ【寄添】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 寄り添うこと。そばへ寄りつくこと。
    1. [初出の実例]「よそへもゆかじ、我方へもよばし、無心もいはじと。よしあしえらひては、人のよりそひ、うとし」(出典:仮名草子・悔草(1647)下)
  3. 愛らしさ。愛敬
    1. [初出の実例]「惣領息子は若ふても寄り添のないねぢけ者」(出典:浄瑠璃・呼子鳥小栗実記(1773)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む