富ノ原遺跡(読み)とみのはらいせき

日本歴史地名大系 「富ノ原遺跡」の解説

富ノ原遺跡
とみのはらいせき

[現在地名]大村市富の原

大村湾に面した扇端中央部にある弥生時代の集落・埋葬遺跡。昭和五六年(一九八一)から同六一年に発掘調査。住居跡は弥生時代中期後半の円形竪穴住居跡一棟がみられた。墓地群のA地点では甕棺墓一〇基・石棺墓二二基・祭祀遺構二ヵ所があり、弥生時代中期後半から後期初頭とされる。成人の甕棺墓は三基で、うち二基に鉄戈が副葬されている。石棺墓は縄文時代晩期の支石墓の石棺と類似し、碧玉製管玉が出ている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 出土 土器 遺構

パソコンやサーバーに侵入して機密文書や顧客情報のデータを暗号化して使えない状態にし、復元と引き換えに金銭を要求するコンピューターウイルス。英語で身代金を意味する「ランサム」と「ソフトウエア」から名付...

ランサムウエアの用語解説を読む