日本歴史地名大系 「富ヶ沢村」の解説 富ヶ沢村とみがさわむら 千葉県:印旛郡白井町富ヶ沢村[現在地名]白井町復(ふく)・池の上(いけのかみ)一―三丁目富(とみ)ヶ谷(や)村の南、二重(ふたえ)川左岸に位置。川沿いに田地があり、台地上は山林が多い。「寛文朱印留」に留ヶ沢村とみえ、佐倉藩領。元禄一三年(一七〇〇)頃の下総国各村級分には富ヶ崎村とみえ、高七三石余、旗本深尾領。以後幕末まで同じ。元禄郷帳では富ヶ沢村とする。安永五年(一七七六)の日光社参では山崎(やまざき)村(現野田市)の助郷を勤高七四石余で負担しているが(松本家文書)、嘉永五年(一八五二)当時は橋本(はしもと)村の定助郷であった(秋本家文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報