富安庄(読み)とみやすのしよう

日本歴史地名大系 「富安庄」の解説

富安庄
とみやすのしよう

御坊市北部に比定される。立荘の時期は不詳。久安四年(一一四八)一〇月日付伊太曾神社神楽免田注文(伊太曾神社文書)に「久安四年十月日三上郷惣検注文」として「富安参拾余町」ほかをあげ、「皆々被免除万雑公事夫役等畢、一年中捌拾捌ケ度御神楽料処是也」とあり、この頃、伊太いだきそ神社(現和歌山市)の神楽料所となっていたことが知られる。なおこの文書については検討の余地がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む