昭慶門院(読み)しょうけいもんいん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「昭慶門院」の解説

昭慶門院 しょうけいもんいん

1270-1324 鎌倉時代,亀山天皇皇女
文永7年生まれ。母は藤原雅平の娘雅子。永仁(えいにん)元年内親王となり,4年院号をあたえられる。後醍醐(ごだいご)天皇の皇子世良(ときよし)親王の養母。亀山天皇から甲斐(かい),越前(えちぜん)などのおおくの荘園を譲与された。元亨(げんこう)4年3月12日死去。55歳。名は憙子(きし)。法名は清浄源。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「昭慶門院」の解説

昭慶門院

没年:正中1.3.12(1324.4.6)
生年:文永10(1273)
鎌倉後期の女院。名は喜(憙)子。生年は文永7(1270)年とも。法名は清浄源。亀山院の皇女。後醍醐天皇の皇子世良親王を愛育し,同親王の元服をみた日に没したことが『花園天皇宸記』に記されている。同女院に集積された皇室領は世良親王に伝領された。

(森茂暁)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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