富岡新田村(読み)とみおかしんでんむら

日本歴史地名大系 「富岡新田村」の解説

富岡新田村
とみおかしんでんむら

[現在地名]八竜町富岡新田

八郎潟の北岸にあり、東に久米岡新田くめおかしんでん村、西に浜田はまだ村、北に鵜川うかわ村がある。村の東側、久米岡新田村との間に大森川(鵜川川)が流れて八郎潟に注ぐ。湖畔の湿地帯に発達した新田村。

享保一五年(一七三〇)の「六郡郡邑記」に「富岡村新田加る」とあり、元禄一三年(一七〇〇)に「鵜川村忠右衛門忠進開より移、九軒」とある。享保一五年の村名唱文字替覚(門間家文書)には「只今迄富岡村 富岡新田村」とある。元禄七年の能代地震で隆起した八郎潟湖畔を開発して成立した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 川尻村 村人 浜田

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android