富岩運河(読み)ふがんうんが

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「富岩運河」の意味・わかりやすい解説

富岩運河
ふがんうんが

富山市富山港を結ぶ閘門式の運河延長 4750m,幅 6m,水深 3m。 1931年着工,神通川とほぼ並行に開削され,34年完成した。運河沿いに,製鋼パルプ繊維工業の大工場が立地した。

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世界大百科事典(旧版)内の富岩運河の言及

【富山[市]】より

…大正から昭和にかけて河道の埋立てが行われ,旧河道は県庁を中心とする都市機能の集中する地域として整備された。また埋立てに要した土砂は東岩瀬港(現,富山港)から北陸本線富山駅北まで神通川の東岸に並行する富岩(ふがん)運河(1934完成)を掘ることによってまかなう方法をとったため,この運河が富山市の工業立地に大きな役割を果たすことになった。 昭和初期から本格的な工業立地が始まり,化学,アルミニウム,パルプ,合金鉄などの近代工業が進出した。…

※「富岩運河」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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