内科学 第10版 「寒冷昇圧試験」の解説
寒冷昇圧試験(自律神経系の機能検査法)
一側手を4の氷水中に1分間浸し,反応性の血圧上昇をみる.正常者では収縮期で20 mmHg,拡張期で10~20 mmHgの血圧上昇がみられる.交感神経遠心系の障害が存在するときは昇圧がみられない.[平田幸一]
■文献
Longo D, Fauci A, et al eds: Harrison’s Principles of Internal Medicine, 18th ed, McGraw-Hill, New York, 2011.
Low PA, Benarroch EE, eds: Clinical Autonomic Disorders. 3rd ed, Lippincott Williams and Wilkins, Philadelphia, 2008.
日本自律神経学会編:自律神経機能検査法,第4版,文光堂,東京,2007.
出典 内科学 第10版内科学 第10版について 情報