日本歴史地名大系 「寒沢」の解説 寒沢つめたざわ 新潟県:栃尾市寒沢[現在地名]栃尾市寒沢(かんざわ)松尾(まつお)村の北西、南は丘陵地帯で桑畑が広がる。集落は松尾村金屋下(かなやした)と赤谷(あかたに)村の枝村である寒沢(つめたざわ)とからなる。明応六年(一四九七)の国衙之帳(「古文書集」所収文書)には「たかなみ之分」として「百六十九文 金屋殿 冷(つめた)沢」とある。金屋殿は冷沢の土豪と推定される。寒沢には渋谷マキがあり、草分家とされる。当地の藤崎亮一家が保管する年未詳の平姓渋谷氏家系譜によると、弘治三年(一五五七)に上杉謙信に従って大野(おおの)村に来住。宝永七年(一七一〇)大野村を離れて当地に土着したという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by