桑畑(読み)クワバタケ

デジタル大辞泉 「桑畑」の意味・読み・例文・類語

くわ‐ばたけ〔くは‐〕【桑畑/桑×畠】

を植えた畑。 春》「長良川少しのぼれば―/杞陽」
[類語]はたけはた畑地焼き畑段畑段段畑麦畑茶畑花畑お花畑菜園果樹園茶園

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の桑畑の言及

【桑園】より

…カイコを飼育するためのクワを植え付けた畑。桑畑(くわばたけ)ともいう。クワは永年性作物であるので,植え付けた後は10年以上にわたって毎年ほぼ均一な収穫をあげねばならない。…

【畑∥畠】より

…【黒田 日出男】
[近世]
 江戸時代の畑には年貢賦課の見地から次のような名称がある。桑畑,楮(こうぞ)畑,漆畑,茶畑,麻畑,見付畑,砂畑,山畑,野畑,焼畑,切替畑,鹿野(かの)畑,苅生(かりおい)畑,薙(なぎ)畑,林畑,荻(おぎ)畑,萱(かや)畑などである。慶長年中(1596‐1615)の美濃国検地帳には,桑畑,楮畑は上々畑なみの石盛(こくもり)13(反当り1石3斗)をつけ,麻畑,茶畑は上畑なみの12の石盛をつけたといわれるが,一般的には作付作物の種類にかかわらず,毎年作付けされる畑は地味に応じて,上,中,下,下々,山畑などに分けられる。…

※「桑畑」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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