桑畑(読み)クワバタケ

精選版 日本国語大辞典 「桑畑」の意味・読み・例文・類語

くわ‐ばたけくは‥【桑畑・桑畠】

  1. 〘 名詞 〙 桑を植えた畑。
    1. [初出の実例]「ひろい桑はたけに人がすくなうて、をとこをんな一にはまじわらぬぞ」(出典:玉塵抄(1563)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の桑畑の言及

【桑園】より

…カイコを飼育するためのクワを植え付けた畑。桑畑(くわばたけ)ともいう。クワは永年性作物であるので,植え付けた後は10年以上にわたって毎年ほぼ均一な収穫をあげねばならない。…

【畑∥畠】より

…【黒田 日出男】
[近世]
 江戸時代の畑には年貢賦課の見地から次のような名称がある。桑畑,楮(こうぞ)畑,漆畑,茶畑,麻畑,見付畑,砂畑,山畑,野畑,焼畑,切替畑,鹿野(かの)畑,苅生(かりおい)畑,薙(なぎ)畑,林畑,荻(おぎ)畑,萱(かや)畑などである。慶長年中(1596‐1615)の美濃国検地帳には,桑畑,楮畑は上々畑なみの石盛(こくもり)13(反当り1石3斗)をつけ,麻畑,茶畑は上畑なみの12の石盛をつけたといわれるが,一般的には作付作物の種類にかかわらず,毎年作付けされる畑は地味に応じて,上,中,下,下々,山畑などに分けられる。…

※「桑畑」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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