寒谷層(読み)さぶたにそう

最新 地学事典 「寒谷層」の解説

さぶたにそう
寒谷層

Sabutani Formation

徳島県の秩父累帯黒瀬川帯の中生代陸源砕屑岩層。下部は檜曽根層群(古生代末付加体)を不整合に覆う礫岩に始まり,粗~中粒砂岩を主とする。礫岩の礫はチャートが主で砂岩や泥岩を含む。上部は細粒砂岩ないし砂質泥岩からなる。東西性の断層に挟まれて細長いレンズ状をなし5帯に分布。模式地での層厚75m。下部の砂岩からOxytoma・Pulchra・Minetrigonia katayamai, 上部の砂質泥岩にはHalobia kawadai・Tosapecten suzukiiそのほかの貝化石を含んでおり,三畳紀後期Carnianを指示。高知県の下部川内ガ谷亜層群に対比。徳島県那賀郡那賀町寒谷を模式地として市川浩一郎ほか(1953)が命名。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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