寛永三馬術(読み)かんえいさんばじゅつ

改訂新版 世界大百科事典 「寛永三馬術」の意味・わかりやすい解説

寛永三馬術 (かんえいさんばじゅつ)

講談。曲垣(まがき)平九郎,向井蔵人,筑紫市兵衛を主人公とした典型的な武芸講談。そのうち平九郎が将軍徳川家光の命で芝愛宕山の男坂を馬で乗り上がり梅花を手折る《出世の春駒》が名高い。また曲垣流の秘術を会得しようとする度々平(どどへい)と平九郎との主従愛,越前宰相(実録本では尾州侯)の御前で荒馬を乗りこなす度々平(実は蔵人)と和田平(実は平九郎)のくだりは今日でもおもしろく,よく演じられる。
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