審美学(読み)シンビガク

精選版 日本国語大辞典 「審美学」の意味・読み・例文・類語

しんび‐がく【審美学】

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] aesthetics [ドイツ語] Ästhetik の訳語 ) 美や芸術本質原理、形式を究める学問。現在の美学に当たる。
    1. [初出の実例]「コロンビヤ」(出典:西洋学校軌範(1870)〈小幡甚三郎訳〉)
    2. 「審美学は観相を以て仮象に代ること能はず」(出典:審美論(1892‐93)〈森鴎外〉六)

審美学の語誌

( 1 )西周はドイツ語 Ästhetik に対して「善美学」「佳趣論」「美妙学」などの訳語を試みたが、いずれも一般化しなかった。
( 2 )この語は、森鴎外が明治二〇年代から多用したことによって広まったと考えられる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む