寸頃(読み)すんころ

精選版 日本国語大辞典 「寸頃」の意味・読み・例文・類語

すん‐ころ【寸頃】

〘名〙 長さの程度。ころあいの長さ。ちょうどよい程度の長さ。ふつう、身長刀身の長さなどに用いる。
※虎寛本狂言・粟田口(室町末‐近世初)「今度御大名衆にあわた口くらべが有て、みな買とらせられたれ共、某は寸頃もよし、都の重宝にと有て、残し置れたれ共」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「寸頃」の意味・読み・例文・類語

すん‐ころ【寸頃】

人の身長、または、刀身の長さのぐあい。ほどよい長さ。
「私の求めて参った粟田口は、―もよし」〈虎寛狂・粟田口

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android