寸頃(読み)スンコロ

デジタル大辞泉 「寸頃」の意味・読み・例文・類語

すん‐ころ【寸頃】

人の身長、または、刀身の長さのぐあい。ほどよい長さ。
「私の求めて参った粟田口は、―もよし」〈虎寛狂・粟田口

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「寸頃」の意味・読み・例文・類語

すん‐ころ【寸頃】

  1. 〘 名詞 〙 長さの程度。ころあいの長さ。ちょうどよい程度の長さ。ふつう、身長や刀身の長さなどに用いる。
    1. [初出の実例]「今度御大名衆にあわた口くらべが有て、みな買とらせられたれ共、某は寸頃もよし、都の重宝にと有て、残し置れたれ共」(出典:虎寛本狂言・粟田口(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android