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粟田口 あわたぐち

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

粟田口
あわたぐち

京都市東山区北西端の地区。東海道の山科から京都への入口にあたり,古くから街道の要地として発達した。この地には天台座主の門跡寺院である青蓮院があり,また鎌倉時代,刀工粟田口派の人々の住居があった。

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デジタル大辞泉の解説

あわた‐ぐち【粟田口】[地名]

京都市東山区の地名。東山三条白川橋から蹴上(けあげ)までの間。古来、京都七口の一で、東海道山科(やましな)からの入り口をなす要地。

あわたぐち【粟田口】[姓氏]

姓氏の一。
山城鍛冶(かじ)の刀工の家名。京都の粟田口に住んだところから、この系統を粟田口派という。
大和絵の一派の家名。
[補説]「粟田口」姓の人物
粟田口国家(あわたぐちくにいえ)
粟田口国綱(あわたぐちくにつな)
粟田口国頼(あわたぐちくにより)
粟田口隆光(あわたぐちたかみつ)
粟田口吉光(あわたぐちよしみつ)

あわたぐち【粟田口】[狂言]

狂言。粟田口が刀の銘であることを知らない大名と太郎冠者を、素破(すっぱ)(詐欺師)が自分が粟田口と言ってだます。

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百科事典マイペディアの解説

粟田口【あわたぐち】

京都市東山区の東山三条から蹴上(けあげ)までの地。かつての粟田郷に属し,東海道が三条大路に続く要衝であった。粟田天明社,粟田口御所青蓮院(しょうれんいん)があり,また刀工国家(くにいえ)に始まる粟田口鍛冶(かじ),瀬戸から伝えられた粟田焼で知られた。
→関連項目酒屋

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世界大百科事典 第2版の解説

あわたぐち【粟田口】

京都市東山区にある京都七口の一つ。京中から東海道・東山道への出口で,三条白川橋から九条山のふもとまでを指し,別名三条口,大津口ともいう。《和名類聚抄》に,〈山城国愛宕郡上粟田郷・下粟田郷〉とあり,粟田郷を抜けるので粟田口と称した。古代より軍事・交通の要地で,その名は《栄華物語》巻七の東三条院詮子石山寺詣の項を初見として,《台記》《古今著聞集》などに散見する。1156年(保元1)崇徳上皇が軍勢を召集したとき,検非違使がその入洛を粟田口に押さえ(《保元物語》),1536年(天文5)の天文法華の乱にも,山徒と法華宗徒との激戦地となっている。

あわたぐち【粟田口】

狂言の曲名。大名狂言。大名のあいだに道具くらべが流行し,次回は粟田口くらべがあるというので,大名は太郎冠者に命じ,都へ求めにやる。粟田口とは京都粟田口産の刀の銘なのだが,太郎冠者はそれを知らず,粟田口買おうと呼び歩く。その姿を都のすっぱが見て,自分こそ粟田口だと名のり出る。太郎冠者はだまされて,すっぱを買い取り,同道する。大名は,粟田口が人間と知らされて意外に思うが,粟田口の説明書とすっぱの自己紹介とがことごとく符合するので,雇い入れる

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大辞林 第三版の解説

あわたぐち【粟田口】

京都市東山区の地名。東山三条から蹴上けあげまでの地区。平安京七口の一つで、東海道の京への入り口。粟田口鍛冶・粟田焼などで知られる。

あわたぐち【粟田口】

姓氏の一。京都粟田口に住んだ刀工および日本画の一派の家名として用いられる。 → 国綱くにつな国永くになが国光くにみつ吉光よしみつ

あわたぐち【粟田口】

狂言の一。三大名物の一。大名の命により、粟田口の太刀を買いに出かけた太郎冠者が、都の悪者にだまされて、さまざまな滑稽を演じる。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔地域名〕粟田口(あわたぐち)


京都府京都市東山区の東山三条から蹴上(けあげ)までの地域名。
古来、東方から京都への入り口として有名。

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世界大百科事典内の粟田口の言及

【刑場】より

…人家から隔たり草木生い茂る刑場には,取り捨てられた死骸に野犬が群がって,その光景は荒涼凄愴をきわめたという。 京都においては粟田口(あわたぐち)と西土手(にしのどて)に〈東西御仕置之場所〉が置かれ,大坂は千日,野江,鳶田(とびた)などの刑場を有した。このほか幕府直轄地では,長崎の西坂,横浜の暗闇坂(くらやみざか)の刑場が外国人にも知られていた。…

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