寺坪新村
てらつぼしんむら
[現在地名]立山町寺坪
道源寺村の東に位置し、村名は道源寺の近くにあったことに由来するという。明暦二年(一六五六)の村御印留に村名がみえ、寛文一〇年(一六七〇)の村御印によると草高一四六石、免三ツ二歩(三箇国高物成帳)。文政八年(一八二五)には針原組、天保一〇年(一八三九)以降は上条組に属した。天明三年(一七八三)の飢饉に際して減免があった(「当作損毛御用捨村々免状帳」杉木家文書)。村東側を釜ヶ淵用水が流れ、翌四年の同用水水下銀仕立覚(同文書)では銀高三〇匁余。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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