対抗レモンストラント派(読み)たいこうレモンストラントは(その他表記)Contra-Remonstrants

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「対抗レモンストラント派」の意味・わかりやすい解説

対抗レモンストラント派
たいこうレモンストラントは
Contra-Remonstrants

ゴマルス派ともいう。オランダのカルバン派神学者 F.ゴマルスの説に従う人々。 16世紀末から 17世紀初頭,オランダ改革派教会で救済予定説をめぐって見解を二分する大論争が行われた。厳格なカルバン主義への反動として人間は自分の救いを選び取ることも否定することもできるとしたアルミニウス派教説に対してゴマルスは激しく反対し,神は人間の自由意志に関係なく原初からある人々を救いへ,他の人々を滅びへと予定したといういわゆる堕罪以前説を主張した。アルミニウス派は 1610年オランダ政府にレモンストランス (抗議文) を提出したが,敗退。しかし,ゴマルスの極端な堕罪以前説も退けられた。 (→恩恵論争 )

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