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対空火器 たいくうかきanti-aircraft gun and missile

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

対空火器
たいくうかき
anti-aircraft gun and missile

航空機を撃墜するためにつくられた砲銃,地 (艦) 対空ミサイルの総称。旧日本海軍では対空砲のことを高角砲と呼んでいた。第2次世界大戦で最も活躍したのはドイツの 88mm高射砲で,これに対抗するためにアメリカの 90mm砲がつくられ,約 9kgの弾丸を高度 9000m以上に発射した。イギリスはZ砲や UP兵器などのロケット発射機のほか,9.25mm,11.25mm対空機銃を多用した。また,大戦中に開発された近接信管によって対空砲の効果は飛躍的に高まった。大戦末期に登場したアメリカの「成層圏」砲は約 19kgの弾丸を高度1万 5000mまで発射できる世界最大のものであった。その他スウェーデンのボフォース社製の自動 40mm機関砲,イギリスのポンポン砲 (ピアノ・ガン ) ,アメリカでは 37mm機関砲が対空火器として使用された。大戦後,目標の航空機が高性能化したために対空用の砲銃の自動化が進み,給弾機構などの性能が著しく改善された。現代では防空には,射撃レーダを含む射撃統制装置を備えた砲銃とSAM (地対空ミサイル) を併用している。

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