対置海岸(読み)たいちかいがん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「対置海岸」の意味・わかりやすい解説

対置海岸
たいちかいがん

古期の硬い岩石を、新期の軟らかい岩石が薄く被覆している地域では、海岸線の侵食が進むと、埋積されていた地形が洗い出されて、以前より凹凸のある海岸線が出現する。このような海岸を対置海岸という。海岸線のこのような地形変化は、河川における積載河流の地形変化と対応する。

 日本では千葉県の犬吠埼(いぬぼうさき)や愛知県の伊良湖岬(いらごみさき)にこの型の地形がみられる。アメリカのニュー・イングランドメーン州カナダのブリティッシュ・コロンビア州のビクトリアなどの海岸のように、氷河堆積(たいせき)物が結晶質岩石からなる氷食前の地形を覆っている場合、波食の状況の進み方によって、さまざまな段階の対置海岸がみられるという。

[豊島吉則]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

一月五日ごろから二月二、三日ごろの、小寒、大寒合わせた約三〇日間。寒中(かんちゅう)。《 季語・冬 》[初出の実例]「寒(カン)の中 薬喰 声つかふ 酒作 紅粉(べに) 門垢離(かどごり)」(出典:俳...

寒の内の用語解説を読む