専隆寺(読み)せんりゆうじ

日本歴史地名大系 「専隆寺」の解説

専隆寺
せんりゆうじ

[現在地名]門真市元町

浄土真宗本願寺派、山号金龍山、本尊阿弥陀如来。開基は馬場弥左衛門。明応七年(一四九八)弥左衛門が本願寺八世蓮如に帰依して法名を浄玄と号し、当地道場を建立したのに始まるという。寛延二年(一七四九)一一月、西本願寺が当寺に木仏許可を確認した寺蔵の文書に「木仏・寺号、明暦年中御免被成置候処」とある。また寺蔵の蓮如絵像は万治二年(一六五九)に、聖徳太子・七高祖絵像は寛文一三年(一六七三)に西本願寺宗主より下付されており(各絵像裏書)、江戸初期に道場から寺院へと整備されたことが知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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