精選版 日本国語大辞典 「射込・射籠」の意味・読み・例文・類語
い‐こ・む【射込・射籠】
[1] 〘他マ五(四)〙
① 矢または弾丸を、射て、ねらう物の中に入れる。射入る。
※平家(13C前)一一「ひゃうづばと射て、筈(はず)のかくるる程ぞゐこうだる」
② (比喩的に用いて) 光、視線、言葉などを、鋭く、突然、物や人に向かって放ち入れる。
[2] 〘他マ下二〙
① (一)に同じ。
② (網のついた)矢を射て網の中へ獲物をとじこめる。
※応永本論語抄(1420)述而第七「矢さきに網を付て射る時、風に吹れて口がひろがりて中へ鳥をいこめて」
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