小佐村(読み)おさむら

日本歴史地名大系 「小佐村」の解説

小佐村
おさむら

[現在地名]八鹿町小佐

九鹿くろく村の西、小佐川の中流域に位置し、西は石原いしはら村。集落は小佐川の北岸に東から馬瀬まぜ石堂いしどう、小佐川を挟んで石堂南方今井いまい、村の西端にある中村なかむらの四つに分れる。うち馬瀬は九鹿村の馬瀬集落と一体で、人家・耕地ともに入組み合っていた。古代の養父やぶ遠佐おさ(和名抄)、中世小佐郷の遺称地。弘治三年(一五五七)の「但馬国にしかた日記」には「おさのいしわら」「中村」などの地名がみえ、「いしわら」は石原村のことか。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android