小出吉政(読み)こいで よしまさ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小出吉政」の解説

小出吉政 こいで-よしまさ

1565-1613 織豊-江戸時代前期の武将,大名
永禄(えいろく)8年生まれ。小出秀政長男豊臣秀吉につかえ,文禄(ぶんろく)4年(1595)但馬(たじま)(兵庫県)出石(いずし)城主となり,6万石を領する。関ケ原の戦いでは西軍についたが,弟秀家が東軍に属して戦功をたてたため所領を安堵(あんど)された。慶長9年(1604)父の跡をつぎ和泉(いずみ)(大阪府)岸和田藩主小出家2代。慶長18年2月29日死去。49歳。尾張(おわり)(愛知県)出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の小出吉政の言及

【但馬国】より

…77年(天正5)羽柴秀吉は但馬に出兵し,また弟秀長に但馬を平定させ,80年但馬守護の山名氏は滅びた。【高尾 一彦】
【近世】

[所領配置]
 豊臣時代になって出石には前野長康,ついで95年(文禄4)小出吉政が入った。豊岡には,初代の城主宮部継潤(けいじゆん)が因幡攻めの功によって82年鳥取に移ったあと,木下重堅―尾藤知定―明石則実―福原直高と続き,98年(慶長3)に杉原長房が入った。…

※「小出吉政」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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