小分ながら(読み)しょうぶんながら

精選版 日本国語大辞典 「小分ながら」の意味・読み・例文・類語

しょうぶん【小分】 ながら

  1. わずかながら。少しではあるが。自分が人のために用意したものをけんそんしていう語。しょうびんながら。
    1. [初出の実例]「きく右衛門やがてふところより金子を取出し。せうぶんながらと金子をやれば」(出典:歌舞伎・日本八葉峯(1703)二)
  2. 貧弱ではあるが。はばかりながら。しょうびんながら。
    1. [初出の実例]「少分(セウブン)(ナガ)ら新左衛門が、そろりと介錯仕らん」(出典浄瑠璃・山城国畜生塚(1763)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む