しょうびん

精選版 日本国語大辞典 「しょうびん」の意味・読み・例文・類語

しょう‐びんセウ‥

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「しょうぶん(小分)」の変化した語か。一説びんの毛が少ない「少鬢」「小鬢」の意とも )
  2. わずかであること。ささやかであること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「主は女房にしゃうびんな、世帯持てと言ふたのを忘れてかいな」(出典:歌舞伎・お染久松色読販(1813)大切)
  3. 貧弱であること。卑小であること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「ハテ、せうびんな小野郎に、あんなうっついお房ばう」(出典:歌舞伎・心謎解色糸(1810)大切)

しょう‐びん

  1. 〘 名詞 〙 鳥「かわせみ(翡翠)」の異名
    1. [初出の実例]「せうびんが来てはふといをしなわせる」(出典:雑俳・川柳評万句合‐明和七(1770)礼三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「しょうびん」の意味・わかりやすい解説

ショウビン

カワセミ類の鳥の別称日本に分布しているカワセミ科の鳥で,この呼称標準和名に用いられている種は,アカショウビンヤマショウビン,ナンヨウショウビン,ミヤコショウビンである。カノコショウビンヤマセミの別称。現在では,ショウビンということばを独立して用いることはほとんどない。
カワセミ
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「しょうびん」の意味・わかりやすい解説

ショウビン
しょうびん

カワセミ

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android