小切り子歌(読み)こきりこうた

精選版 日本国語大辞典 「小切り子歌」の意味・読み・例文・類語

こきりこ‐うた【小切子歌・筑子歌】

  1. 〘 名詞 〙 民謡。富山県五箇山地方などの神楽踊りに使われた歌。元来は田楽系統。小切子という筒竹二本を打ち合わせて拍子をとり、踊りをつける。可憐な曲風。古くから伝わったもので、現在の旋律明治初期に採譜されたもの。元歌は「こきりこの竹は、七寸五分ぢゃ、長いは袖のかなかいぢゃ(囃子)マドのサンサもデデレコデン、ハレのサンサもデデレコデン」というもの。こきりこ節。〔随筆・北国奇談巡杖記(1807)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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