小匠村(読み)こだくみむら

日本歴史地名大系 「小匠村」の解説

小匠村
こだくみむら

[現在地名]那智勝浦町小匠

太田おおた川の中流域にある。東は太田川下流長井ながい村、北西高野たかの村。「続風土記」は「慶長検地帳には小匠、楠、山手川、樫山を合せて一箇村とす、慶長後に分れて四箇村となる」と記す。慶長検地高目録に「小匠楠山手川樫村」とみえ、高一三七石余、小物成四・五〇八石。近世後期の「新宮領分見聞記」には小匠村一村で記され、村高一三二石余、家数四六。天保郷帳も見聞記同様一村で記載し、村高一五一石余と増石。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android