小尻谷町(読み)こじりたにまち

日本歴史地名大系 「小尻谷町」の解説

小尻谷町
こじりたにまち

[現在地名]金沢市東兼六町ひがしけんろくまち小将町こしようまち

江戸時代の小将町南端部が明治四年(一八七一)頃に一町として町立てされて成立。小尻谷は西の尻垂しりたれ坂から東へ向かい湾曲しながら南の八坂はつさかに至る坂の名で、延宝町絵図には新坂とみえ、尻垂坂に対して新しい坂との意であろう。尻垂坂は古くは尻谷坂ともいい(金沢古蹟志)、元禄六年(一六九三)侍帳には尻谷・小尻谷の表記がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android