小川谷村
こがたにむら
[現在地名]北条市小川谷
粟井川中流北岸の山村。麓・平林・客・本谷・佐古・高山・牛谷の村々に接する。
慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)の風早郡の項に「小川谷村 林少有」とみえ、村高は八三石五斗五升一合、うち田方五八石二升二合、畑方二五石五斗二升九合とある。村内の字友兼が二神家文書にみえる「粟井安岡名、同友兼名」とすれば、文明年間(一四六九―八七)二神四郎左衛門尉の知行地であったと推定される。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 