ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「小巾」の意味・わかりやすい解説 小巾こぎん 小衣とも書く。本来は腰くらいまでの短い丈の単 (ひとえ) の仕事着をいう。「こぎん」もしくはその転訛した言葉は九州から秋田県,青森県津軽地方まである。江戸末期になって小巾の胸や肩に補強のために白の木綿糸で刺子 (さしこ) にする技法が津軽地方で発達し,美しい模様刺しのこぎん刺が生れた。現在では,「こぎん」は「こぎん刺」をさすことが多い。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by