日本歴史地名大系 「小木津村」の解説 小木津村おぎつむら 茨城県:日立市小木津村[現在地名]日立市日高(ひたか)町一―五丁目・小木津町東は海に臨み、西側は標高一五〇―二〇〇メートルの多賀山地丘陵で、東麓縁辺を岩城相馬(いわきそうま)街道が通り、北寄りを東連津(とうれんづ)川が東流する。北は友部(ともべ)(現多賀郡十王町)・砂沢(いさござわ)・折笠(おりかさ)三村。多賀山地丘陵東麓と、そこから東に開ける海岸段丘面上に下の内(しものうち)遺跡・横内(よこうち)遺跡・前山(まえやま)遺跡・上相田(かみあいた)遺跡や、横内古墳・東原(とうばら)古墳および高磯(たかいそ)古墳群・安良宿(あらじゆく)古墳群・長峰(ながみね)古墳群・相田横穴群が点在する。村名について「大日本地名辞書」は「此地は、古の道口(みちのくち)郷にて、道口岐閇と称へし関塞の城処(きど)などに因りて、ヲキツの名も出でしか」と記す。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by