事典 日本の地域ブランド・名産品 「小松瓦」の解説
小松瓦[陶磁]
こまつかわら
石川県小松市産の粘土を主要な原材料とし、小松市及び加賀市で生産された瓦。近隣で出土する粘土を使用することで、北陸の厳しい気候風土に適した瓦となる。塩害を防止するため、釉薬を裏表両面に塗る。1,200度で高温焼成され、積雪や凍害に強い瓦ができる。現在では、防災機能を備えた瓦や洋風化に対応できる新商品の開発への取り組みがなされている。2007(平成19)年8月、特許庁の地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5072125号。地域団体商標の権利者は、石川県瓦工業協同組合。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報