コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

小松市(読み)こまつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

小松〔市〕
こまつ

石川県南西部,金沢平野の南部にある市。南は一部福井県に接し,北西は日本海に面する。1940年市制。1955年矢田野村,那谷村,中海村の 3村と月津村の一部,1956年金野村,西尾村,新丸村,大杉谷村の 4村と国府村の一部をそれぞれ編入。市名の由来は花山法皇(→花山天皇)が小松を植樹したという伝承による。中心市街地小松は古くは北陸街道の宿場町で,寛永16(1639)年前田利常が芦城を築き,殖産興業を奨励して発展。道路網は整然としており,関西風の民家が並ぶ。江戸時代以来の伝統を誇る絹織物工業,合成繊維織物工業のほか第2次世界大戦中から興った機械工業が盛ん。周辺の農村部では米作が行なわれ,九谷焼,小松表(畳表)を特産する。福井県との県境にある大日山の北麓一帯は加賀市山中温泉,九谷磁器窯跡(国指定史跡。→古九谷古窯址)などとともに山中・大日山県立自然公園に指定。中央部の丘陵地帯には粟津温泉那谷寺(本堂などが国の重要文化財に指定)があり,那谷寺庫裏庭園は国指定名勝。市域北部の梯川(かけはしがわ)沿いにある小松天満宮は,本殿,神門などが国の重要文化財に指定。市域北西の平野部には加賀三湖の一つ木場潟,海岸部の安宅には関所跡があり,付近に北陸自動車道のインターチェンジがある。市街地を JR北陸本線,国道8号線,305号線などが通り,北西郊外に自衛隊と共用の小松空港をもつ。面積 371.05km2。人口 10万6919(2015)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

鑑定留置

被疑者・被告人が精神障害などで刑事責任能力を問えない可能性がある場合に、精神・心身の状態を鑑定するため、被疑者・被告人を病院などの施設に留置すること。捜査機関が裁判所に請求し、認められた場合に、期限を...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

小松市の関連情報