日本歴史地名大系 「小江川村」の解説 小江川村おえがわむら 埼玉県:大里郡江南町小江川村[現在地名]江南町小江川・中央(ちゆうおう)江南台地南縁から比企丘陵北部にまたがる村で、東は比企郡土塩(つちしお)村(現滑川町)、西は塩(しお)村・板井(いたい)村、北は柴(しば)村・須賀広(すがひろ)村、南は比企郡和泉(いずみ)村(現滑川町)。北部を和田(わだ)川が東流する。村内には谷津田が開かれ、池代(いけしろ)沼・茅場(かやば)沼・唐篠谷(とうしのやつ)沼・日向(ひなた)沼・数(すう)ヶ谷(やつ)沼・前谷(まえがやつ)沼・竹の子(たけのこ)沼・蟹沢(かにざわ)沼・小堤(こづつみ)沼・釜場(かんば)沼・谷(やつ)沼・新(しん)沼・内神(ないしん)沼・唐(とう)沼が用水源として利用されている(郡村誌)。嘉元四年(一三〇六)六月一二日の昭慶門院領目録(竹内文平氏旧蔵文書)に、室町院領の一つとして「武蔵大江小泉前藤大納言為世卿」とあり、大江(おおえ)を当地付近に比定する説がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by