小沢渡村(読み)こざわたりむら

日本歴史地名大系 「小沢渡村」の解説

小沢渡村
こざわたりむら

[現在地名]浜松市小沢渡町

蔵松くらまつ村の西、東海道南側の砂堤列上に位置。北は増楽ぞうら村・高塚たかつか村。小佐渡などとも記された。永禄一〇年(一五六七)八月五日、今川氏真が鈴木重時・近藤康用に三河国吉河よしかわ(現愛知県新城市)の替地として引間ひくま領のうち「小沢渡郷」などを与えている(「今川氏真判物」鈴木重信氏所蔵文書)。翌一一年当地徳川家康の支配下になると、家康は鈴木重時・近藤康用・菅沼忠久に当地などを宛行っている(同年一二月一二日「徳川家康判物写」同文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android