小淵野村(読み)こぶちのむら

日本歴史地名大系 「小淵野村」の解説

小淵野村
こぶちのむら

[現在地名]西木村小渕野こぶちの

檜木内ひのきない川と院内いんない川の沖積地にあり、村域は小白川こしらかわ川の奥に及ぶ。

正保四年(一六四七)の出羽一国絵図に七二三石とある。享保八年(一七二三)の仙北郡郡村本村支村御高調帳(秋田県庁蔵)に家数二軒とあり、本田高は六二〇石九斗八升六合、免五ツ五歩、新田は高一一石余、免四ツ成、合計当高五七六石七斗二合。支郷は落合おちあい村・後川うしろかわ村・山崎やまざき村・小白川村・前田まえだ村であった。山崎村はこの時家数一七軒で、最も家数が多い。隣村上荒井かみあらい村の支郷にも山崎村二軒があり山崎村内に村境があったか、小淵野村の農民の出作り分が上荒井村に加えられたものと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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