小熊保(読み)おぐまほ

日本歴史地名大系 「小熊保」の解説

小熊保
おぐまほ

中世の尾張国葉栗はぐり郡に成立した保。現小熊町東小熊・西小熊を遺称地とし、一帯に比定される。東小熊・西小熊には近世に美濃路とよばれた街道が通っており、墨俣すのまた川渡河点の要所であった。「源平盛衰記」(巻二七)の養和元年(一一八一)三月の墨俣川合戦の記述に、十郎蔵人行家が「墨俣川東、小熊」に陣を取ったとある。「吾妻鏡」建久元年(一一九〇)一〇月二八日条によると、源頼朝一行が小熊宿を通って上洛した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む