小田ノ池(読み)おだのいけ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「小田ノ池」の意味・わかりやすい解説

小田ノ池
おだのいけ

大分県由布市(ゆふし)湯布院(ゆふいん)地区にある池。野稲岳(のいねだけ)南麓(なんろく)、標高760メートル、周囲2キロメートル。火口湖と考えられている。周囲は草原で明るく、由布岳、城ヶ岳(じょうがだけ)などの眺望がよい。湖畔をやまなみハイウェイが通過する。阿蘇くじゅう国立公園(あそくじゅうこくりつこうえん)に含まれ、南隣に山下池(周囲4キロメートル)、南東3キロメートルに湯平温泉(ゆのひらおんせん)がある。『太宰管内志(だざいかんないし)』に「小田ノ池の方に雌蛇すめるに因(よっ)て、山下ノ池にすめる雄蛇、たえず小田ノ池に通う……」とある。

[兼子俊一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

関連語 日本

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む