小田ノ池(読み)おだのいけ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「小田ノ池」の意味・わかりやすい解説

小田ノ池
おだのいけ

大分県由布市(ゆふし)湯布院(ゆふいん)地区にある池。野稲岳(のいねだけ)南麓(なんろく)、標高760メートル、周囲2キロメートル。火口湖と考えられている。周囲は草原で明るく、由布岳、城ヶ岳(じょうがだけ)などの眺望がよい。湖畔をやまなみハイウェイが通過する。阿蘇くじゅう国立公園(あそくじゅうこくりつこうえん)に含まれ、南隣に山下池(周囲4キロメートル)、南東3キロメートルに湯平温泉(ゆのひらおんせん)がある。『太宰管内志(だざいかんないし)』に「小田ノ池の方に雌蛇すめるに因(よっ)て、山下ノ池にすめる雄蛇、たえず小田ノ池に通う……」とある。

[兼子俊一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

関連語 日本

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む