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火口湖 かこうこcrater lake

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

火口湖
かこうこ
crater lake

火山の噴火口湛水してできた湖。湖盆形態は一般に円形で,直径は 1.5kmをこえるものはまれである。深度もカルデラ湖と比較すると浅く,通常は 50mぐらいまでである。しかしなかには 100mをこえるものもある。日本では火口湖はきわめて多い。蔵王山御釜,吾妻山の五色沼,草津白根山の湯釜,霧島山大浪池,白紫池,六観音寺池などは典型的な火山の爆裂火口湖である。このほか周辺が環状にわずか高まるだけで火山体を形成していないマールと呼ばれる火口に湛水した火口湖もある。ドイツのアイフェル地方やフランスのオーベルニュ地方などには数多くのマールがある。これらのマールは,その水面積に比べて水深が著しく深いのが特色である。日本では八郎潟一ノ目潟,二ノ目潟,三ノ目潟がマールだといわれているが,水面積に比して水深はそれほどではない。

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デジタル大辞泉の解説

かこう‐こ〔クワコウ‐〕【火口湖】

火口に水がたまってできた湖。蔵王(ざおう)山の御釜など。

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大辞林 第三版の解説

かこうこ【火口湖】

火口に水がたまってできた湖。蔵王ざおう山の御釜など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

火口湖
かこうこ

火山の噴火口に生じた湖。形態は比較的単純で円形に近く、マールmaarとよばれる地形はその典型である。湖岸の傾斜は急で、湖盆の中央部は平坦(へいたん)である。湖面の面積に対し流域面積が小さい。湖水は強酸性を示すことも多く、世界的にみて、日本の湖の大きな特徴となっている。宮城県蔵王(ざおう)の御釜(おかま)、鹿児島県霧島の大浪池(おおなみのいけ)や開聞岳の麓の鏡池(かがみいけ)などが代表例として知られる。[森 和紀]

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世界大百科事典内の火口湖の言及

【湖沼】より

…(2)火山作用によるもの 日本の湖沼ではこれを成因とするものが多い。(a)火口湖 火口に水がたまってできた湖で,火山の山頂付近によく見られる。蔵王山の御釜(おかま)はその例。…

※「火口湖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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