小畠染(読み)こばたけぞめ

精選版 日本国語大辞典 「小畠染」の意味・読み・例文・類語

こばたけ‐ぞめ【小畠染】

〘名〙 日本で行なわれた更紗(さらさ)染。延宝貞享一六七三‐八八)頃、小畠了達らが更紗を模して染め始めたもの。
浮世草子・嵐無常物語(1688)上「小畠染(コバタケソメ)の百花小紋すたらぬ物は紅(もみ)のかくしうら」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「小畠染」の意味・読み・例文・類語

こばたけ‐ぞめ【小×畠染】

江戸時代、延宝~貞享(1673~1688)ごろ、小畠了達やおいの吉右衛門らが染め出したというサラサ染め。しゃむろ染め。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android