小真名子山(読み)こまなごさん

日本歴史地名大系 「小真名子山」の解説

小真名子山
こまなごさん

大真名子おおまなご山の北に続き、塩谷郡栗山くりやま村境にある。標高二三二二・九メートルの溶岩円頂丘火山。山名は男体山と女峰によほう山との愛児の意味とされる。日光修験の補蛇洛夏峰と惣禅頂の行場。「堂社建立記」には、勝道が初入峰した時、頂上地蔵菩薩を拝み、同地に勧請し小真子大明神と称したとある。現在山頂には二荒山神社の末社小真名子神社の石祠があり、建御名方命を祀る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android