小着庄(読み)こづけのしよう

日本歴史地名大系 「小着庄」の解説

小着庄
こづけのしよう

三箇院家抄(内閣文庫蔵大乗院文書)の宇多郡庄々郷々注文の一乗院方のうちに「小着春日領」とみえる。興福寺一乗院領荘園と考えられる。春日社の得分もあった。次に「経覚私要鈔」の宝徳三年(一四五一)一一月一四日条には「興善院領宇多郡小着庄事、以清憲(興善院)状仰□室生長老(円空)方了」とある。これは小着庄について同院清憲の状を室生寺長老に伝えたもので、当庄には興福寺興善こうぜん院の給主分もあったことがうかがえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

パソコンやサーバーに侵入して機密文書や顧客情報のデータを暗号化して使えない状態にし、復元と引き換えに金銭を要求するコンピューターウイルス。英語で身代金を意味する「ランサム」と「ソフトウエア」から名付...

ランサムウエアの用語解説を読む